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2021/06/21
壁の塗料の種類、特徴について


外壁塗装に用いる塗料についてご紹介します。
まず塗料は大きく分けて油性・水性に分かれています。

・油性塗料
主剤とシンナー、硬化剤を混ぜて使用するもので、工業塗装で主に用いられています。
非常に耐久性が高く、業務用で販売されることがほとんどです。

・水性塗料
主剤と水を混ぜて使用するもので、一般住宅などでも広く使われています。
従来は住宅塗装でも油性塗料が用いられていましたが、環境配慮などの観点から水性塗料が主流になり、
品質としても水性塗料でも長持ちする製品が出てきています。

次に油性・水性塗料の中でも樹脂の種類による分類をご紹介します。
・アクリル
アクリル塗料は新築時の塗装に用いられることが多いです。光沢があり発色しやすいため、家電や自動車などでも使われます。
外壁塗装で用いられる塗料としては最も安価で、耐用年数は5-8年と短いです。メンテナンス塗装ではあまり使われない傾向にあります。

・ウレタン
ウレタン塗料は、伸縮性に富むのが特徴です。原料のウレタン樹脂はウレタンゴムなどに使われたりしています。
伸縮性・密着性に優れているため、複雑な形状の塗装に向いており、
金属塗装や、木部塗装にも使用でき汎用性が高いです。耐用年数は8-10年程度です。

・シリコン
シリコン塗料は、住宅塗装で最もよく使われる塗料になります。
汚れがつきにくく、耐久性も10-15年程度と長いため、コストパフォーマンスに優れた塗料になります。

・フッ素
フッ素塗料は、価格が高いため公共設備などで主に使われていましたが、
近年では価格が落ち着いてきて一般住宅にも使用されるようになってきています。
フッ素コートなどの言葉をよく聞くように、汚れ自体を弾く特徴を持っており、塗膜としても強度が高いです。
耐用年数は15-20年と非常に長いため、住宅のメンテナンス回数を大きく減らすことができます。

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