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2021/06/21
- 外壁の塗り替えタイミング、劣化のサインについて
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外壁塗装のタイミングは、屋根同様に築7-10年目になります。モルタル、サイディングどちらも塗装に適した年数はあまり変わりません。
モルタルについては、現場塗装されますが、新築時に塗装されている塗料はあまり耐久性の高いものではなく、築5年程度から防水性が切れてきます。防水性が切れた状態で、雨水を吸収することでクラックが発生し、そのクラックからモルタルの劣化が早まり、さらに雨水が侵入することで内部構造の腐食も招きます。
サイディングについては、工場塗装されたものを現場で張っていきます。この工場塗装もあまり耐久性の高い塗料ではないことが多く、築5年程度から防水性が切れてきます。モルタル同様に、防水性が切れることで雨水を吸収し、クラックが発生、さらに雨水が侵入することで内部構造が腐食します。また、サイディングはパネルの間にシーリング材を使用しています。このシーリング材も紫外線により硬化し劣化します。シーリングが硬化することで割れてしまい、ここから雨水が侵入する原因にもなるため、外壁塗装の際にはシーリングの打ち替えも行います。
外壁の劣化のサインとしては、チョーキング現象が判別しやすいです。手で外壁を触り、外壁の色が手についたら、劣化しているサインになります。チョーキング現象とは、塗料の樹脂が紫外線により劣化し、顔料(色を付ける粉)が剥き出しになった状態のことを言います。また、クラックが発生している場合も劣化のサインです。
つまり、モルタル、サイディングともに築7-10年のタイミングで塗装が望ましいです。劣化のサインはチョーキング現象もしくはクラックです。モルタルのリシン仕上げやサイディングは、チョーキング現象が分かりにくい場合もあるため、専門業者での点検をして判断することが望ましいです。