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2021/06/21
ひび割れ、クラックの原因、放置するリスク


外壁のひび割れ(クラック)は、経年劣化により生じます。
地震でクラックが生じる場合もありますが、細かいクラックの原因は防水機能の低下によるものがほとんどです。

モルタルやサイディングのいずれもセメントが主成分の外壁材になります。
水に弱く、水を吸収し乾燥することで歪みが生じ、クラックが発生します。
このように水に弱いという特徴があるため、モルタルは新築時に現場で塗装し、
サイディングは工場塗装されたものが出荷されています。

クラックを放置すると、様々なリスクがあります。
・外壁材自体の劣化
外壁材の表面は塗装されていますが、クラックが発生した部分に関しては、
その隙間は塗装されていない防水性がないセメント剥き出しの状態です。
つまり、雨水がそのクラックから外壁材に浸透してしまうため、劣化の進行が早くなります。

・内部構造の腐食
クラックから雨水が内部に侵入し、土台や柱などの構造材が腐食します。
木材は湿った状態が続くと、脆くなり耐久性が落ちます。
また、シロアリ被害に合うこともあり、木材がスカスカの状態になってしまった場合には、
土台・柱の取り替えとなり大規模工事になってしまいます。数百万円がかかることもあります。

このように、クラックは雨水が原因で発生し、
クラックから雨水が侵入することで構造材の腐食を進行させてしまいます。
クラックを放置することは非常に危険なリスクを伴うため、早急に修繕を行うことオススメします。

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