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2021/06/21
塗装の前の下塗りの重要性について


塗装工事では、塗料の種類にもよりますが、一般的には3回塗りの仕様となっています。
この3回塗りのうち1回目の塗装は、下塗りと言って、専用の下塗材を塗装します。
この下塗り材を塗装する重要性についてご紹介いたします。

下塗材は、主に2種類の機能があります。
・塗装面と防水塗料の接着を強める
・塗装面の塗料の吸い込みを抑える
これらについて順にご説明いたします。

・塗装面と防水塗料の接着を強める
モルタルや、サイディングなど、表面の質感が全く違うことがわかると思います。
このようにどのような塗装面に対しても上塗り塗料(防水塗料)がうまく何年も接着していられるようにする機能を下塗材は持っています。
例えば下塗り材を塗らずに、上塗り塗料だけを塗ると、数年で剥がれてきてしまうという施工不良になります。

・塗装面の塗料の吸い込みを抑える
外壁材に防水機能を持たせることが塗装の目的のため、建材自体に塗料を吸い込ませているのではなく、
表面に塗膜を形成することを目的としています。例えばコンクリートに液体を塗った場合、
その液体はコンクリートに吸い込まれて、表面に塗装するということはなかなかできません。
そこで、下塗材の出番です。下塗材がコンクリートの目止めを行い、
上塗り材が浸透していくのを防ぎ、表面に塗膜を形成することができます。

以上の2種類の機能があるため、塗装前の下塗りは非常に重要です。

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